Rochioli Vineyards and Winery(ロキオリ・ワイン)

ロキオリ・ヴィンヤーズ・アンド・ワイナリーRochioli Vineyards and Winery

かのロバート・パーカーによりJ.Rochioli Pinot Noir West Block 2005が100点の評価を受け、J.Rochioli Pinot Noir Little Hill 2005を「Reminiscent of a Russian River version of a top-notch Richebourg(トップクラス・リシュブールのロシアン・リバー・ヴァレー版を連想させる)」と表現される程の、高いクオリティを誇るカリフォルニア・ピノノワールの最高峰の1つ、ロキオリ・ヴィンヤーズ・アンド・ワイナリーRochioli Vineyards and Wineryの魅力に迫ります!

ロキオリ・ヴィンヤーズについて

ロシアン・リバー・ヴァレー(Russian River Valley)1911年、イタリア・トスカーナ州にあるルッカという街からニューヨークへ移民としてやってきたロキオリ一家は、自分達の土地を手に入れる為にロシアン・リバー・ヴァレー(現在のロキオリ・ヴィンヤード)に辿り着きます。

ジョー・ロキオリ・ジュニアの父ジョセフ・ロキオリ・シニアは、1930年代に様々な作物を植えて生計を立てていました。

その中に白ブドウであるコロンバールと、黒ブドウであるカベルネ・ソーヴィニヨンがありました。しかしながら、ブドウの収益は殆ど無く、コロンバールとカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培は間違った選択であったと判断し、1959年にソーヴィニヨン・ブランを植え始めます。

1966年にジョセフ・ロキオリ・シニアが亡くなり、ジョー・ロキオリ・ジュニアが主導となってブドウ栽培を進める中で、1968年にはコロンバールとカベルネ・ソーヴィニヨンを廃止し、ピノノワールとシャルドネに植え替える決断をします。

そして同年イーストブロックにピノノワールを植え、翌年にはウエストブロックにピノノワールを植えます。

ブドウ販売を専業とする方針であった為、1971年に最初のピノノワールの収穫を迎えた時、ジョー・ロキオリ・ジュニアはMartini & Prati Wineryへブドウの販売を始めます。
1973年には元サンフランシスコの新聞記者デーヴィス・バイナムが、ワイナリーを始めた事を機にロキオリのピノノワールを全て購入するようになり、リリースするワインのラベルにロキオリの名前を付けました。

さらに、1979年からウィリアムズ・セリエムにもピノノワールが販売されるようになり、一躍ロキオリのピノノワールは有名になったのです。

1976年にはジョー・ロキオリ・ジュニア自ら醸造にチャレンジする為、デーヴィス・バイナムの醸造所で働き始めます。

そしてフェントン・エーカーズというラベルの下で、ピノノワールとシャルドネを各1,000ケース造りました。

1982年ついにロキオリブランドでのワインリリースを決断します。

当時、銀行員だったジョー・ロキオリ・ジュニアの息子トムは、すぐに家族の農場へ戻り、これに参画します。その際、エステート・ブレンドはRochioli、単一畑ワインはJ.Rochioliの表記で統一するポリシーを定めました。

こうして本格的にRochioli Vineyards and Wineryが始動したのです。

Gary Farrell Vineyards & Wineryが公開しているこちらの動画ではRochioli Vinyardを映像で見る事ができます。(2分19秒)

Rochioli Pinot Noir Lineup ロキオリが展開するピノノワールの種類

ロキオリブドウ園の地図

参照元:rochioliwinery.com

エステート Rochioli Estate
エステート Rochioli Estateスイートウォーターランチを中心にブレンドされたブドウで造られる、エステートのピノノワールは1982年以降毎年造り続けられています。
リトルヒル J.Rochioli Little Hille
リトルヒル J.Rochioli Little Hill1985年にウエストブロックとウエストサイドロードの間に位置する、岩の多い土壌にリトルヒルが植えられました。
ビッグヒル J. Rochioli Big Hill
ビッグヒル J. Rochioli Big Hillシングルヴィンヤード(単一畑)シリーズの中で最も新しい畑です。ファーストヴィンテージは2011年で、ロキオリのグランクリュになると期待されています。
スイートウォーター J. Rochioli Sweetwater Vineyardl
スイートウォーター J. Rochioli Sweetwater Vineyardウエストサイドロードで上り坂のブロックをスイートウォーターランチと呼びます。シャルドネも好評です。
リバーブロック J. Rochioli River Block
リバーブロック J. Rochioli River Block1995年にイーストブロックとロシアン・リバーの間に13エーカーのリバーブロックが設けられました。
スリーコーナー J. Rochioli Three Corner
スリーコーナー J. Rochioli Three Cornerリトルヒルとウエストブロックに隣接する三角形の形をした3.7エーカーのブロックで、ロキオリの最南端に位置します。1974年に誕生。
ウエストブロック J. Rochioli West Block
ウエストブロック J. Rochioli West Blockウエストブロックはロキオリの中で最も評判が良く、母なるブロックとも呼ばれています。ウィリアムズ・セリエムが所有するアレン・ヴィンヤードと隣接しています。
イーストブロック J. Rochioli East Block
イーストブロック J. Rochioli East Blockイーストブロックはロキオリのピノノワールの畑で最も古く、かつ最も長熟タイプであると言われています。

輝かしいロキオリ・ピノノワールの功績

J.Rochioli Pinot Noir West Block 2005

参照元:K&L Wine Merchants

1987年に、最初のエステートワインであるRochioli Pinot Noir 1985をリリースするとすぐに、ワインスペクテーターに取り上げられ「アメリカで最高のピノノワール」と表現され、トップリストに載る偉業を成し遂げます。

また、2003年には、ワイン用ブドウの栽培における重要な革新を担ったジョー・ロキオリ・ジュニアが、名誉あるCopia Wine Grower of The Year Awardを受賞しました。
※Copiaとは、カリフォルニア州のナパに非営利団体によって運営されていたワイン、フード、アートの博物館

2019年時点で、カリフォルニアのピノノワールがロバート・パーカーから100点満点の評価を受けたのはKistlerキスラー、Peter Michaelピーター・マイケル、Marcassinマーカッシン、そしてRochioliロキオリの4生産者のみです。ジョー・ロキオリ・ジュニアが造るワインは、カリフォルニア・ピノノワールの最高峰の1つである事は間違いありません。

参考までにRP100点を獲得したカリフォルニア・ピノノワールの詳細をご紹介します。

RP100点を獲得したカリフォルニア・ピノノワール
J.Rochioli Pinot Noir West Block 2005
Kistler Pinot Noir Occidental Vineyard Cuvee Elizabeth 1999
Peter Michael Winery Pinot Noir Ma Danseuse 2012
Peter Michael Winery Pinot Noir Clos du Ciel 2010
Peter Michael Winery Pinot Noir Ma Danseuse 2010
Marcassin Pinot Noir Bessie’s Block 2014
Marcassin Pinot Noir Marcassin Vineyard 2002
Marcassin Pinot Noir Marcassin Vineyard 2004

テイスティング・レポート

J.Rochioli West Block Pinot Noir 1999 vs J.Rochioli East Block Pinot Noir 2000
2019年11月24日

外観を比較するとWest Block 1999は熟成による色の変化が大きく、既に縁がオレンジがかっており、East Block 2000の方はさほど変化が大きくないという特徴が見られました。イーストブロックはロキオリの単一畑の中で最も超熟だと言われるだけありますね。

J.Rochioli West Block Pinot Noir 1999 vs J.Rochioli East Block Pinot Noir 2000香りはいずれもラズベリー、カシスのような赤い果実のニュアンスが強く、ウエストブロックは微かにスモーキー。

イーストブロックの方は風味が豊かで、同じく微かにスモーキーかつスパイシー。

味わいにおいてウエストブロックは、20年の熟成を経ても果実味が豊かで酸もほどほどにあり、バランスの取れた見事な出来。どちらかと言うと女性的。イーストブロックの方は若干のタンニンがあり、スモーキーかつスパイシーな香りが複雑性を与えつつ、後味に残るシャープな酸が絶妙なバランスで別格の美味さ。こちらは男性的な印象。

ウエストブロック、イーストブロックいずれもまだまだ熟成によって良くなる事が予想出来ました。

同じロキオリで畑も近く、ヴィンテージも近い2つのワインがここまで異なる特徴を現すのは大変興味深いですね。個人的にはイーストブロックは、カリフォルニア・ピノノワールのトップ3に入るくらい好みの味でした!

J.ロキオリ ピノ・ノワール ウエスト・ブロックの購入はこちら
J・ロキオリ ピノ・ノワール リトルヒル・ブロックの購入はこちら
カリフォルニアワインについて

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