Miura Vineyards

Miura Vineyards(ミウラ・ヴィンヤーズ)

マスターソムリエでありザ・リッツ・カールトン・サンフランシスコでワイン&スピリッツのディレクターを務めたEmmanuel Kemijiが1990年代に立ち上げたミウラ・ヴィンヤーズ。カリフォルニアにおける数多くの名高い実力派ワイナリーと提携しピノノワールとシャルドネに特化したラインナップで人気を集めるワイナリーです。

ミウラ・ヴィンヤーズについて

Emmanuel Kemiji

Emmanuel Kemiji
参照元:facebook.com

アメリカで生まれスペインとイギリスで育ったEmmanuel Kemijiはカリフォルニア大学デービス校で経済学とスペイン文学を学んでいましたが、大学2年生の時に叔父を訪ねる為にスペインに行くと、すぐにワインの哲学と歴史に夢中になりました。

帰国したEmmanuel Kemijiはカリフォルニア大学デービス校でブドウ栽培と醸造学を学びワインへの関心を深めていきます。その後、1989年にイギリス・ロンドンで行われたマスターソムリエ試験に13人目のアメリカ人として合格。ザ・リッツ・カールトン・サンフランシスコでワイン&スピリッツのディレクターを務めると世界中のザ・リッツ・カールトンのオープニングを企画しました。

丁度この頃からEmmanuel Kemijiはアンダーソンバレーのロデレール・エステートからピノノワールを仕入れて自身で独自にワイン造りを試みるようになりました。当初ワインは友人に配られる非商業的なものでした。1997年になるとTalley Vineyardsで造られたシャルドネをリリースすると、1999年に自身のブランドMiura Vineyardsミウラ・ヴィンヤーズからPisoni Vineyardsピゾーニ・ヴィンヤーズのピノノワールで造られたワインをリリースしました。

MIURA Vineyards Logo

MIURA Vineyards Logo
参照元:miuravineyards.com

「ミウラ」という名前はスペイン闘牛界で最も有名な飼育者であり、高貴さ、大胆さ、力強さの代名詞であるDon Eduardo Miuraに由来しています。

勢いが止まらないミウラ・ヴィンヤーズ

2000年になるとピゾーニ・ヴィンヤードの所有者であるGary Pisoniとロアーの所有者であるGary Franscioniが所有するGary’s Vineyardのピノノワールをポートフォリオに追加します。畑はピゾーニ・ヴィンヤードから10マイルほど北に位置し、サリナス・ヴァレーの河口に向かって進んだモントレー・ベイに近い場所で、ピゾーニよりも冷涼な地域です。

2001年にはSaintsburyでワインメーカーを務めていた旧友(大学時代のルームメイト)Byron Kosugeをミウラ・ヴィンヤーズのワインメーカーとして迎え入れ、足元を固めます。更に2002年にカーネロスのLee Hudson、ソノマコーストのDavid Hirschから仕入れたピノノワールをポートフォリオに追加。2003年にはTalley Vineyardsから仕入れたピノノワールを追加して勢いに乗ります。

ワインビジネスを広げていく創業者Emmanuel Kemiji

Emmanuel Kemiji

Emmanuel Kemiji
参照元:vimeo.com

1995年にMiura Vineyardsミウラ・ヴィンヤーズを立ち上げたEmmanuel Kemijiは1998年に若いブドウから造られるワインに特化したミウラ・ヴィンヤーズの姉妹ブランドCandela Cellarsをリリースします。更に2000年にはナパバレー産単一畑からのカベルネソーヴィニヨンで造られるボルドーブレンドAlmvsをリリース。

Almvsとは魂を意味するラテン語から派生した言葉です。翌年2001年になるとモントレー・カウンティのサンタ・ルシア・ハイランズに位置するゲイリー・ヴィンヤードとピゾーニ・ヴィンヤードというカリフォルニアで最も評価の高い2つの畑のシラーを使用したミウラ・ヴィンヤーズのシングル・ヴィンヤード・プログラムAntiqv2sをリリースします。Emmanuel Kemijiのワインビジネスはこれで終わりではありません。

2003年になるとスペインのバルセロナ近郊にあるモンサンにあるブドウ畑を購入する機会を得てArrelsというプロジェクトを立ち上げます。2005年には近隣のプリオラートにもいくつかのブドウ畑を所有するようになりClos Pissarraというプロジェクトを立ち上げます。2010年迄にワイナリー施設を完成させ、年間約2,500ケースを生産しています。ミウラ・ヴィンヤーズの設立を機にEmmanuel Kemijiの勢いは止まりません。

リリースワイン一覧

ミウラ・ヴィンヤーズではこれまでにLee HudsonやDavid Hirschを始め、Talley Vineyard、Garys’ Vineyard、Silacci Vineyard、Sierra Mar Vineyard、Silver Eagle Vineyard(Ulysees Valdez所有)といった多くの実力派ワインメーカーと提携してワインをリリースしてきました。以下に現行のリリースワインの詳細をご紹介します。

Chardonnay Napa Valley
カリフォルニアのトップ3のシャルドネの畑の一つとして広く認められているカーネロス地区のLee Hudsonが所有する畑から仕入れたブドウで造られるシャルドネです。
Chardonnay Islero
Hudson Vineyardから仕入れた最上級のシャルドネでマグナムボトルのみを年間25ケースだけに限定して造られる希少なワインです。Isleroは史上最も有名な雄牛の名前です。
Pinot Noir Monterey County
サンタ・ルシア・ハイランズAVAとモントレーAVAを隔てるリバー・ロードに面したミッション・ランチから仕入れたブドウで造られるピノノワールです。
Pinot Noir Santa Lucia Highlands
サンタ・ルシア・ハイランズの中央に位置し、高い評価を得ているTondre Vineyardから仕入れたブドウで日常的に飲める価格を目指して造られたエントリーレベルのピノノワールです。
Pinot Noir Pisoni Vineyard, Santa Lucia Highlands
砂利や砂のような土壌で午前中に太陽の光を多く浴びる立地で栽培されたピゾーニ・ヴィンヤード産のピノノワールで造られるフラッグシップワインです。
Pinot Noir Rochioli Vineyard, Russian River Valley
カリフォルニアのグランクリュと呼ばれるロキオリ・ヴィンヤーズに10年以上の交渉を経て獲得したブドウで造られるプレミアムワインです。
Pinot Noir Williams Ranch, Anderson Valley
ウィリアムズ・セリエムを売却した後にBurt Williamsが自らメンドシーノ郡アンダーソンバレーに土地を購入し植えたピノノワールから造られる希少なワインです。
Pinot Noir Matador
ミウラ・ヴィンヤーズのピゾーニ・ヴィンヤードの中でその年の最も出来が良い樽のみでマグナムボトル限定でリリースされる超希少なワインです。

ワインテイスティングレポート

Pinot Noir Pisoni Vineyard 2005 vs Talley Vineyard 2005
2021年7月15日

Miura Vineyards Pinot Noir Pisoni Vineyard 2005 vs Talley Vineyard 2005

Miura Pinot Noir Pisoni Vineyard 2005

ミウラ・ヴィンヤーズ創業時から続くフラッグシップワイン。カリフォルニア州モントレー郡サンタ・ルシア・ハイランズでGary Pisoniゲイリー・ピゾーニによって設立されたピゾーニ・ヴィンヤーズから仕入れた高品質なピノノワールで造られるワインです。

イチゴやラズベリーのような華やかな香りとスミレや黒スグリのニュアンスが感じ取れる。若干ではあるが土や林床のような植物的なニュアンスも取れる。味わいは甘みは控えめでソフト。酸味は比較的シッカリとしていて長く続く。タンニンはとてもシルキー。イチゴやラズベリーのような華やかな香りに長く続く上品な酸がエレガントな印象を与える1本でした。個人的には今まで飲んだカリフォルニアのピノノワールの中でもTOP10に入る程好印象でした。素晴らしい。

Miura Pinot Noir Talley Vineyard 2005

カリフォルニア州南中部のサンルイスオビスポ郡にあるシャルドネとピノノワールに特化したタリーヴィンヤーズから仕入れた高品質なピノノワールで造られるワインです。提携開始は2003年ですが現在は契約終了を迎えています。

ブラックベリーやブラックチェリーのような黒系果実の香りとなめし皮や甘草、スモーキーなニュアンスが感じ取れる。味わいは甘みはシッカリとしており、酸味はなめらか。タンニンには収斂性が感じられる。とてもパワフルでカベルネソーヴィニヨンを連想させる1本でした。

ミウラ・ヴィンヤーズの購入はこちら

カリフォルニアワインについて

ABOUTこの記事の監修者

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
2011年よりカリフォルニアワインのバックヴィンテージを追求。 ナパバレー、ソノマに足を運び数多くの名門ワイナリーを訪問。 主に海外のワインオークションで希少なバックヴィンテージを調達。

監修者情報の詳細

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です