ナパバレーの著名な4つの山岳地帯Mount Veeder、Howell Mountain、Spring Mountain、Diamond Mountainで収穫されるカベルネ・ソーヴィニョン(通称「山カベ」)に特化した究極のワイナリーLokoyaロコヤは1995年にJackson Family Winesの創設者Jess Jacksonの1つのプロジェクトとしてスタートしました。
ロコヤの歴史について
Jess Jackson及びLokoya(ロコヤ)が築き上げた数々の功績
Jess Jacksonはワイン業界への多大な貢献が認められ、2009年にVintner’s Hall of Fameに殿堂入りしました。また、ワインアドヴォケイト誌でお馴染み世界的影響力を持つワイン評論家ロバート・パーカー氏からロコヤのワインが数多くの100点満点を獲得しています。
以下がその詳細となります。
Mount Veeder 2016、Mount Veeder 2015、Howell Mountain 2013、Mount Veeder 2013、Mount Veeder 2012、Mount Veeder 2005、Howell Mountain 2003、Mount Veeder 2002、Mount Veeder 2001。更にロバート・パーカー氏は次のように述べています。
「カベルネ・ソーヴィニョン100%のロコヤのワインは奥深い。ナパバレーで最も気に入ったワインを1つ選ぶとしたらロコヤを選ぶかもしれない」。ロコヤのワインがいかに質の高いものかが分かります。
リリースワイン一覧
ロコヤではナパバレーの著名な4つの山岳地帯Mount Veeder、Howell Mountain、Spring Mountain、Diamond Mountainから100%カベルネ・ソーヴィニョンに特化したワインのみを生産しています。以下に各ワインの詳細をご紹介します。
※自社所有のVeederPeak Vineyardから収穫されたブドウを使用。
※自社所有のW.S.Keyes Vineyardから収穫されたブドウを使用。
※自社所有のYverdon Vineyard(標高2,100フィート)、 Wurtele Vineyard(標高1,000フィート)、Spring Mountain Vineyard(標高1,800フィート)の3つの畑から収穫されたブドウを使用。
※自社所有のRhyolite Ridge(標高1,200フィート)、Wallis(標高1,500フィート)、Andrew Geoffrey(標高1,800フィート)の3つの畑から収穫されたブドウを使用。
近年のロコヤ
2011年4月21日にJess Jacksonは癌の合併症で亡くなりました。享年81歳。
Jess Jacksonが築き上げてきたワイナリーは現在、カリフォルニアを始め、オレゴン、オーストラリア、チリ、フランス、イタリア、南アフリカに40以上にものぼり、米国を代表する巨大なワインカンパニーとなりました。
ロコヤは現在もJess Jacksonの妻Barbara Bankeが会長を務めるJackson Family Winesの傘下でナパバレーの山岳地帯に特化した高品質なカベルネ・ソーヴィニョン(通称:山カベ)を生産し続けています。
ワインテイスティングレポート
Mt.Veeder 1996 vs Diamond Mountain 1998
2021年5月7日
Lokoya Cabernet Sauvignon Mt.Veeder 1996
カシスやブラックチェリーのような香りと杉や針葉樹のニュアンスが感じ取れる。ブラックカラントの強い印象とタバコの葉のニュアンスもある。味わいは甘みはシッカリとしていてまろやか。酸味は比較的シッカリと感じられる。タンニンはやわらかく溶け込んだ印象。Diamond Mountainと比べると果実味がシッカリと感じられ、酸味も長く続くという特徴がある。素晴らしい!
Lokoya Cabernet Sauvignon Diamond Mountain 1998
ジャミーなブラックベリーやブラックチェリーのような濃縮感のある黒系果実の香りとブラックカラント、スミレのニュアンスも感じ取れる。甘草、スモーキーな印象も感じ取れる。甘みはシッカリとしていてまろやか。酸味は控えめで滑らか。タンニンはこのヴィンテージにして収斂性がある。
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